Bulls & Bearsは有効かデータ検証【おすすめ度:60%】

検証

今回はBulls & Bears(ブルズアンドベアーズ)を検証します。

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Bulls & Bearsとは

Bulls & Bearsの概要

Bulls PowerとBears Powerは、相場における買い手(Bulls)と売り手(Bears)の勢いを測定するインジケーターです。それぞれ以下のような役割を持っています。

Bulls Power(ブルズパワー):買い手(強気派)の勢いを測定し、市場が上昇トレンドにあるかを確認。買い手が市場を支配している場合に高い値を示します。

Bears Power(ベアーズパワー):売り手(弱気派)の勢いを測定し、市場が下降トレンドにあるかを確認。売り手が市場を支配している場合に低い値を示します。

計算式

Bulls Power = High − EMA
High: 対象期間の最高値
EMA: 指定した期間の指数平滑移動平均

Bears Power = Low − EMA
Low: 対象期間の最安値
EMA: 指定した期間の指数平滑移動平均

上段の黄色の線が移動平均の値、中段の黄色い線が高値、下段の黄色い線が安値です。高値(中段黄色)から移動平均線の値(上段黄色)をマイナスした値がBullsの値、安値(下段黄色)から移動平均線の値(上段黄色)をマイナスした値がBearsの値です。

Bulls & Bearsの特徴

計算式からも分かる通り、Bulls Powerは高値から移動平均の値を、Bears Powerは安値から移動平均の値を引いて算出されます。そのため、ローソク足の幅が狭い(ボラティリティが低い)場合には、Bulls PowerとBears Powerで大きな差は出にくく、どちらを使っても似たような結果になることが多いです。

一方で、ローソク足が上下に開いている(ボラティリティが高い)場合には、Bulls PowerとBears Powerの差が明確に現れます上昇トレンドではBulls Powerが先に強く反応し、下降トレンドではBears Powerが先に強く反応します。これは、トレンドの方向に応じて高値や安値が移動平均から大きく離れることに起因しています。

トレード戦略

上述の通り、上昇トレンドではBulls Powerが先に強く反応し、下降トレンドではBears Powerが先に強く反応するため、Bulls Powerのあたりが3つ連続で上昇したら買いエントリー、Bears Powerの値が3つ連続で下降したら売りエントリーで行います。

買いエントリー
Bullsの値がローソク足3つ連続で前の値を上回っているとき

売りエントリー
Bearsの値がローソク足3つ連続で前の値を下回っているとき

クローズ
エントリー価格から上下0.5%の価格にそれぞれ利益確定ライン、損切りラインをセット

検証の前提

テスト条件は以下の通りです。

  • 検証期間:2019/01/01 – 2024/11/30
  • 通貨ペア:ドル円
  • 初期証拠金:1,000,000円
  • 取引ロット:0.1
  • 時間:5分、15分、30分、1時間、4時間、1日
  • Bullsの期間:20
  • Bearsの期間:20
  • 買いエントリー条件:Bullsの値がローソク足3つ連続で前の値を上回っているとき
  • 売りエントリー条件:Bearsの値がローソク足3つ連続で前の値を下回っているとき
  • 決済条件:エントリー価格に0.5%を乗じた額をエントリー価格の上下に設定し利確、損切りラインとする(例:エントリー価格が100円の場合、100円×0.5%=0.5円のため、利確ラインは100円+0.5円=100.5円、損切りラインは100円-0.5円=99.5円)
  • 備考:エントリー判定はローソク足が確定した段階で行います。また、保有ポジションを決済するまで次のポジションは持ちません。

検証結果

検証結果は以下の通りです。5分、15分、30分、1時間、4時間でプラス1日でマイナスでした。

  • 取引数:テスト期間に発生した総取引数。エントリーから決済で1つとカウントします。
  • 勝率:勝トレード数 ÷ 総トレード数
  • 純益:最終利益額
  • PF(プロフィットファクター):総利益 ÷ 総損失。PFが1以上であれば、トレード全体として利益が出ていることを意味し、1未満であれば損失になっていることを示します。目安としては1.5以上が良いでしょう。
  • 期待利得:総損益 ÷ 総取引数
  • 最大DD(ドローダウン):資産価値がピークからどれだけ下落したかを示します。具体的には、トレード期間中で最も大きな累積損失(資産価値の減少幅)を測定します。最大DDは、投資やトレードにおいて資金が一時的にどの程度減少する可能性があるかを理解するのに役立ちます。

Bullsが上がれば買い、Bearsが下げれば売りといういたってシンプルな手法の割には全体的にプラスになりました。ただ、勝率、PFは高くないため相場の状況によってはマイナスになる可能性もあるかもしれないですね。
勝率、PF、期待利得など総合的にみると5分が最も好成績でした。5分の損益推移を見てみましょう。

2022年の2025pips、2023年の1455pipsなど好成績を収める年もあれば、2019年の▲654pipsとふり幅が大きいようです。相場が合えば良さそうですね。

まとめ

まとめです。

  • Bulls & Bearsで利益を出すことは可能
  • 5分が最も好成績
  • 年ごとの損益のボラティリティが大きい

個人的には、他の安定性のある手法と比較して優位性があるとは言えません。しかし、短期トレードを中心とする戦略を探している場合には、相場環境にもよりますが、一考の価値があるでしょう。

注意:今回の結果は特定のパラメータ、期間等による結果であり将来においても結果を保証するものではありません。投資は自己の判断で実施してください。

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